復縁に必要な冷却期間とは?
冷却期間とは、破局したふたりが一切連絡を取ったり会ったりしない期間のこと。
この間はLINEや電話をしないのはもちろん、SNSでの交流もしません。
恋人と別れると、喪失感でとても悲しくなりますよね。涙が止まらない、すべてがどうでもいいと感じるなど、毎日が憂鬱になる方もいるでしょう。
しかし、復縁したいと感じるのは、一時的に寂しいだけのケースもあるのです。
そのようなときにあえてつながりを絶つことで、過去の恋愛を冷静に振り返ることができるもの。
冷却期間は、同じ失敗を繰り返さないために欠かせない時間といえるでしょう。
復縁に向けて冷却期間を取るべき理由
破局したふたりがしばらく離れるべき理由は、次のようなもの。
- 客観的に考えを見直すため
- 元カレを忘れる時間を作るため
- 自分自身を変える時間を作るため
- 適度な距離感を保つため
くわしく解説しますね。
客観的に考えを見直すため
完全に離れる時間を作ると、自分の考えを客観的に見直せます。
その結果、
- なぜ別れることになったのか
- 復縁したら何に気をつければ良いのか
などがわかる場合があるのです。
別れた直後は、寂しさを埋めるため、今のつらい状況から抜け出すために、よりを戻したくなる人は多いもの。
しかし、一度冷静になり客観的な立場で自分たちの状況を見ると、本当はどうしたいのかはっきりすることがありますよ。
例えば、以前は元カレに指摘された内容に納得できなかったけれど、「自分の〇〇な部分が良くなかったかも……」などと気づけるケースもあるでしょう。
元カレを忘れる時間を作るため
別れたあとも連絡を取っていると、つい元カレのことを考えてしまうはず。
そのような状況では、いつまでも前に進めません。
そこで、あえてLINEしたり会ったりする機会をなくし、まったく関わらないようにすれば、元カレを少しずつ忘れられます。
仕事や趣味に没頭すると、自然と考える時間は減るもの。
もし一度は忘れたのに再び思い出すなら、あなたにとってその人は欠かせない存在なのでしょう。
自分自身を変える時間を作るため
なかには、恋人中心の生活になっていた人、恋人好みの自分でいるために必死だった人もいるはずです。
冷却期間は、そのような状態だった方が自分を取り戻す大切な時間。
- やりたいことを優先する
- 好きな髪型にしたり好みの服を着る
などをして自分に正直に生きれば、まとう雰囲気もガラリと変わります。
今後、これまでのあなたと違う魅力をアピールして復縁を迫れば、元カレをドキドキさせられる可能性もありますよ。
適度な距離感を保つため
適度な距離感を保ち、元カレに冷静になってもらうためにも、完全につながりを絶つべき。
振られてすぐ復縁を迫っても、「この前別れたばかりだから考えは同じ。無理に決まっている」と断られるでしょう。
しかし、一度距離を置けば、元カレは付き合っていた楽しい頃を思い出すかもしれません。
その結果、
- 〇〇ちゃんほど気が合う人はいないかも
- 楽しかったな
と幸せな記憶がよみがえり、元カノが恋しくなることもあるのです。
冷却期間がデメリットになるパターン
実は、すべてのカップルが距離を置けばよりを戻せるわけではありません。
そのため、次のリスクを理解しておくべき。
- 元カレの気持ちが冷める
- 元カレに好きな人や恋人ができる
くわしく解説しますね。
元カレの気持ちが冷める
しばらく会わない間に、元カレが冷めることもあります。
例えば、
などの大きな理由で破局した場合は、一定期間つながりを経っても元カレの気持ちがプラスの方向に変わるとは限らないのです。
時が経つにつれ、あなたへの恋愛感情がなくなることも。
特に自分が別れの大きな原因の場合は、しばらく距離を置いても復縁は難しいと覚えておいてください。
元カレに好きな人や恋人ができる
切り替えが早いタイプの人は、別れてすぐ出会いを探すもの。
しばらく会わない間に、元カレに新たな恋人がいるケースもあるでしょう。
その場合は、あえて関わらないよう努力しても復縁するのは難しいかも。もし元カレが次の恋愛に進んでいるなら、きっぱり諦めましょう。
ただ、「復縁できなくても思いを伝えられれば良い」と考えるなら、一方的に本心を伝えるのもあり。
その場合は返答を求めず、伝えたかっただけ、幸せを願っている、などと気を遣わせないひと言を添えることをおすすめします。
【別れた原因別】冷却期間の目安
実は、冷却期間の長さの目安は別れた原因によって異なるものです。
ここでは、原因別に理想の期間を紹介。
どのくらい会わないよう努力すれば良いかわからない方は、参考にしてください。
- 些細なケンカ
- 自分から元カレを振った
- 元カレに振られた
- 元カレに別の好きな人ができた
- 性格や価値観のずれ
- 自分の浮気
- 十分な話し合いの結果
くわしく解説しますね。
些細なケンカ
このような些細なきっかけでケンカ別れした場合は、1週間程度でOK。
なぜなら、1日でも早いほうがよりを戻しやすいからです。
小さなすれ違いや勘違いなど、話し合えば解決できるような理由で別れたカップルは、一時的に感情が爆発しただけのはず。
数日経てば怒りもおさまり、もっとしっかり話し合えば良かった、などと思うでしょう。
素直に謝れば仲直りできるケースが多いので、すぐに連絡するのがおすすめですよ。
自分から振った
自分から振った場合は、1ヶ月程度が良いかも。
あまりに短すぎると、「考えがコロコロ変わるんだ」「自分勝手だな」などと思われます。
あなたが振ったのは、
- 元カレに許せない部分があった
- 合わないことが多かった
など、一緒にいられないと強く思う理由があったから。
まずは気持ちを整理して、なぜよりを戻したいのか、気が変わった理由をしっかり説明できる状態になりましょう。
しかし、後悔が大きすぎて元カレのことしか考えられない状態なら、冷却期間はほとんどいりません。
今感じていることや相手への本気の思いを、すぐに伝えてくださいね。
元カレに振られた
別れを選んだ相手にすぐ復縁を迫っても、考えが変わることはほぼないもの。
そのため、振られた場合は2~3ヶ月以上の期間が欠かせません。
元カレがあなたを振ったのは、「恋人関係でいるのが難しい」と感じる理由が何かあったから。
そのため、2~3ヶ月は時間を取り、破局した理由をじっくり考えながら自分磨きをしてください。
その後もよりを戻したい思いが変わらずあるなら、魅力アップした自分でアピールするのがGOOD。
生まれ変わったあなたを見た元カレが、考え直してくれるかもしれませんよ。
元カレに別の好きな人ができた
ほかに好きな人ができたと正直に言われ、振られた方もいますよね。
その場合は、3ヶ月~半年程度の、つながりを絶つ期間が欠かせません。
一度ほかの相手に恋愛感情を持った人を振り向かせるのは、難しいもの。
別れたあとすぐに復縁を迫ると、「しつこい」「邪魔しようとしている?」などと悪いイメージを持たれ、無視されるケースもありますよ。
しかし、3ヶ月~半年以上経てば、ふたりで過ごした幸せな瞬間を思い出す機会も少しはあるはず。
そのため数ヶ月は焦らず、自分の魅力を高める努力をしてから連絡するほうが、よりを戻しやすいでしょう。
性格や価値観のずれ
性格や価値観のずれが原因で別れたカップルは、2~3ヶ月以上会わないのがおすすめです。
一度別れる決断をしたのは、お互いに「この人とは合わない」「話し合ってもふたりとも満足する方法が見つからない」と感じたからですよね。
ただ、考え方やそもそもの性格などは、なかなか変えられないもの。
本気で復縁したいなら、合わない性格や価値観をどうすり合わせるのか、答えを出さなければなりません。
そのため、2~3ヶ月程度の間にこれまでを振り返り、ふたりが満足するための方法をよく考えるべき。
距離を置いて客観的に自分たちを見れば、答えが見つかるでしょう。
自分の浮気
自分が原因で破局したなら、すぐによりを戻すのは難しいもの。
半年~1年以上は会ったりLINEしたりせず、物理的に距離を置くべきです。
元カレは、信頼していた人からの裏切り行為にひどく傷ついたはず。
もしかすると、
などと思われている可能性もありますよ。
そのような状態で復縁を迫られても、元カレの心は動きません。
そのため、じっくり時間をかけて反省し、元カレの気持ちが落ち着くまで待つしかないのです。
十分な話し合いの結果
十分話し合って別れたケースも、長い冷却期間が必要な傾向にあります。
なぜなら、ケンカ別れとは違い、元カレはあなたとの別れを受け入れている状態だからです。
元カレは今、寂しさもあるけれどすっきりした気持ちで過ごしているはず。
そのため、1ヶ月程度で復縁したいと伝えても、「わかった、もう一度付き合おう」とはならないでしょう。
このようなケースで復縁を希望するなら、数ヶ月間は一切連絡せず、また1から関係を築くつもりでLINEすると成功しやすいですよ。
冷却期間中にやるべきこと
元カレとのつながりを絶っている間、どう過ごそうかと悩む方も多いでしょう。
復縁に向けてやるべきことは、次のとおりです。
- 別れの原因を分析し克服する
- 魅力アップに向けて努力する
- 第三者の意見を聞く
- ほかのことに没頭する
何もせずにいるのはもったいないので、再会したときに元カレを振り向かせられるよう努力を続けることが大事です。
別れの原因を分析し克服する
理由も告げられず別れを切り出されたなら、まずは原因を分析するべき。
振られた原因を理解して克服しなければ、元カレの心は動かないでしょう。
例えば、自分の束縛癖がいやだったのかも……と思うなら、元カレに依存しない方法を考えるのがGOOD。
また、時間にルーズでデートに遅刻することが多かったなら、スケジュール管理を徹底することが必要ですよ。
時間どおり行動するくせをつけるなど、ダメな部分の改善に向けて行動してみてください。
魅力アップに向けて努力する
しばらく会わない間は、とにかく自分磨きに力を入れるべき。
- 運動して健康的な体型を目指す
- メイクを研究する
- 髪や爪をきれいにする
など、できることからはじめてみてください。
努力を続ければ、自然と自信がつくもの。
久しぶりに連絡する際、あなたが驚くほど変わっていれば、元カレは別れたことを後悔するでしょう。
第三者の意見を聞く
復縁したいなら、信頼できる友人や家族など第三者の意見を聞きましょう。
なぜなら、失恋直後は悲しみやつらさで思考が偏りがちだからです。
ひとりでもくもくと考えていても、別れることになった根本的な原因や、どうすれば良かったのかなど、答えが見つからないもの。
そこで、信頼できる人に話を聞けば、客観的な視点でアドバイスをもらえます。
自分は何も悪くないと思っていたけれど、「〇〇の△△な部分が元カレの負担になったんじゃないかな」などと教えてもらえる場合も。
アドバイスをもらったら、素直に受け入れましょうね。
ほかのことに没頭する
元カレを忘れるほど、ほかのことに没頭するのもおすすめ。
復縁のことばかり考えていると、常に不安になり毎日を楽しく過ごせません。
例えば、
などをはじめれば、恋愛を忘れて元気に過ごせる時間が増えるはず。
すべての時間を自分のために使える良い機会だととらえて、興味を持てることを探してみましょう。
何かに没頭すると自然と外見も内面も磨かれるので、再会したときの印象も良くなるでしょう。
冷却期間の終わりを見きわめるタイミング
そろそろ冷却期間を終わらせたいと思ったとき、今終わらせて良いのかどうか悩むでしょう。
そのようなときは、次のタイミングを目安にするのがおすすめです。
- 心の整理ができているか
- 元カレからLINEや電話がくるか
- 返信がくるか
意思を伝えるタイミングを間違えると、離れた時間が無駄になる可能性があるので気をつけてくださいね。
心の整理ができているか
まずは、自分の心が整理できているか確かめましょう。
- 本当に復縁を望んでいるのか
- また問題が起こったときに乗り越えられる自信があるか
などを整理したうえで、やっぱり元カレしかいないと感じるなら、本心を伝えます。
気持ちを整理しないまま、一時的な寂しさだけでよりを戻したいと伝えても、良い返事はもらえないはず。
勢いで復縁すると、またすぐに別れることになりますよ。
元カレからLINEや電話がくるか
元カレからLINEや電話がきたタイミングも、目安のひとつです。
連絡してくるのは、元恋人の心に整理がついたから。また話したい、前みたいに戻りたい、などと強く思っているのかもしれません。
- 元気?何しているのか気になって
- 誕生日だよね、おめでとう
などの内容を送ってきたなら、よりを戻せる可能性が高いでしょう。
返信がくるか
自分から連絡して返信がくるときも、冷却期間を終わらせるタイミングにぴったり。
元カレが怒っている、心の整理がついていない、などの状況なら、何も返してくれないでしょう。
反応してくれるのは、今なら冷静に話し合えると思ったからのはず。
なかには、連絡したいけれど勇気が出なくてできず、元恋人から連絡がくるのを待っている人もいますよ。
返信がきてしばらくやり取りが続くなら、食事や軽いデートに誘ってみてください。
冷却期間中に気をつけること
しばらく会わない時間を作ればとりあえずOK、というわけではありません。
期間中、次のことに気をつけないと、距離を置いた意味がなくなることも。
- 焦ったり自暴自棄になって連絡しない
- XやInstagramなどのSNSでアピールしない
- 元カレの悪口を言わない
ひとつずつ見ていきましょう。
焦ったり自暴自棄になって連絡しない
別れた直後は、元カレとの思い出や復縁できるかどうかを考えすぎて、つらくなるでしょう。
ただ、もうどうにでもなれ!と自暴自棄になるのは、やってはいけない行動です。
例えば、不安な気持ちが大きくなりすぎて
- 元カレへの思いを長文LINEで送る
- 何度も電話をかけ続ける
などをしがちな人もいるはず。
ただ、これらをすると、元カレはあなたに恐怖を覚えて復縁どころではなくなります。
XやInstagramなどのSNSでアピールしない
失恋したあとのつらい心情を、ついSNSに投稿したくなる人もいますよね。
あわよくば、傷ついていることや復縁を望んでいることが元カレに伝われば……と期待して、XやInstagramなどに投稿するケースもあるでしょう。
しかし、SNSでプライベートな問題を投稿することに嫌悪感を抱く男性は多いもの。
- 個人的なことをほかの人に言いふらさないでほしい
- わかりやすくアピールするなんてずるい
- 自分が悪者にされた気分になる
などと思われて、逆効果になる恐れもありますよ。
そのため、「これからどうやって生きていけばいいのだろう」「何をしていても思い出してしまう」など、復縁をほのめかす内容の投稿をしないよう気をつけてくださいね。
元カレの悪口を言わない
たとえふざけたノリだとしても、元カレや元カノの悪口を言わないよう気をつけてください。
冗談でも、悪口を言っていたことが相手に伝わると、いやな思いをさせます。
裏で悪口を言う人とよりを戻したいとは、誰も思わないもの。
そのため、仲の良い友達に相談するのはOKですが、まじで最悪だった、〇〇なところが本当にむかついたなど、軽いノリでの悪口も言うべきではありません。
また、元カレの秘密やふたりだけの思い出などを言いふらすのもNG。
印象が悪くなり、二度と口を聞いてもらえない状況になる恐れもあるでしょう。
可能性を高める復縁の切り出し方
最後は、復縁の切り出し方です。
別れ方によってアプローチの仕方が変わるので、当てはまるほうをチェックしてください。
まずは素直に謝る
自分に大きな原因があったと自覚しているなら、まず素直に謝るべき。
次のように、心から申し訳ないと思っていることを、はっきり言葉で伝えましょう。
「〇〇くん久しぶり、今日は話したいことがあるんだ。自分のせいで〇〇くんを傷つけたこと、本当に反省しています。ごめんなさい」
そのうえで、やっぱり好きな気持ちや、忘れられないこと、また一緒に過ごしたい思いを伝えるのがGOOD。
また、「もう〇〇くんを傷つけることは絶対にしません。また付き合いたいと思っているんだけど、どうかな」のように、今後に向けた強い意思を伝えることも大切です。
今までとは違う自分をアピールしなければ、元カレの心を動かせないでしょう。
準備万端にして本心を伝える
復縁の可能性を高めたいなら、準備をしっかり整えてから本気の思いを伝えることが大事。
自分磨きをしたりダメなところを改善し、自信がついた状態で気持ちを伝えるほうが成功率は上がります。
また、相手にどう思われているか、今付き合っている人はいないかなどの情報を集めておくのも、できることのひとつ。
今なら話を聞いてもらえるかもしれない、と感じるタイミングで切り出せば、スムーズに恋人関係に戻れるケースもあるでしょう。
まとめ
この記事では、復縁に重要な冷却期間を紹介しました。
大事なポイントは次のとおり。
- 冷却期間は同じ失敗を繰り返さないために必要
- 本心を確かめるためにも完全に連絡を絶つ時間が大事
- 別れ方によって距離を置くベストな期間は異なる
- 会わない間に別れの原因を分析したりほかの人に意見を聞く
- 自暴自棄になってLINEしたり悪口を言うのはNG
自分の願望を一方的に押しつけても、良い結果にはなりません。
まずは物理的に離れ、お互い冷静になることが大事。ふたりが幸せになる方法を見つけるためにも、一度離れるべきなのです。
なかには、復縁を希望していたけれど、心を整理したことで今は復縁すべきではない、と気づけることもありますよ。
この記事を参考にして、冷却期間を充実させ、幸せな未来に向けて準備をはじめてくださいね。