嫉妬しない方法はある?嫉妬する原因
嫉妬心が芽生えるのは、その人の性格や考え方が大きく関係しています。
主な原因は、次のとおり。
- 自己肯定感が低い
- 他人と自分を比較している
- 注目してほしい願望が強い
- 相手を信頼していない
- プライドが高い
- 過去のトラウマに縛られている
あなた自身に当てはまるか、チェックしてみましょう。
自己肯定感が低い
自己肯定感の低さは、嫉妬心を引き起こす原因のひとつ。
なぜなら、自分よりも周りの人のほうが優れていると、常に考えてしまうからです。
例えば、恋人が自分以外の人と楽しく会話していると、
- 恋人はあの人のほうが魅力的だと思っているんだ
- 自分のルックスはどうせあの人より劣っている
などネガティブ思考に陥り、恋人と話していただけの相手を激しく妬むことに。
自分を好きになれない限り、嫉妬する相手がどんどん増えてしまうのです。
他人と自分を比較している
常に他人と自分を比較していることも、嫉妬する大きな原因です。
恋愛や仕事など、あらゆる場面で周りと比較して、自分よりも優秀な相手がいれば強い悔しさが芽生えます。
- あの人のほうが自分よりモテる
- 同僚のほうが上司と仲が良い
- 友達のほうが仕事で成功している
など、他人が妬ましくなる要素は無限にあるはず。
自己肯定感が高くても、常に人と比べていると、周りが気になりすぎて嫉妬心が生まれるのです。
このようなタイプは、他人との比較をやめない限り、幸せを感じられず不満を抱え続けるでしょう。
注目してほしい願望が強い
注目されたい願望が強いと、嫉妬しやすくなるもの。
自分よりも目立つ人が現れると、尊敬や憧れよりも、うらやましい・悔しいとネガティブな気持ちになるからです。
- 自分よりも周りに慕われている人を嫌いになる
- 会議でアイディアを絶賛された人を妬む
- 恋人がほかの異性を見ただけで怒りが込み上げる
このような状況になることは、頻繁にあるはず。
自分が一番でないと満足せず、すぐ人を敵視し、嫉妬につながります。
相手を信頼していない
恋人を信頼できていないことも、嫉妬する原因のひとつ。
自信がないゆえに、恋人の身近にいる異性の友人、同僚などの存在が気になります。
例えば、
- 以前浮気されたことがある
- 秘密で異性の友達と遊びに行っていた
- 出会いの場に足を運んでいた
のように、恋人がほかの人と親密な関係を持った、もしくは持とうしたことがある場合、不信感が募るはず。
また、裏切られた経験はないけれど、勝手に不安になり信頼できない人もいるでしょう。
恋人が異性と連絡しているだけで激しく嫉妬したり、束縛したくなるのは、信頼関係が築けていない証拠かもしれません。
プライドが高い
プライドが高い人は、他者を妬ましく思うタイミングが多い傾向にあります。
自信家で負けず嫌いなため、ほかの人が自分よりも上だと感じたとき、憎しみを覚えるのです。
このようなタイプの人は、負けを認めないうえに、ショックを受けた弱い自分も受け入れられないはず。
その代わり、激しい嫉妬心が芽生えるでしょう。
- あの人なんて大したことない
- 自分ならもっと上を目指せる
など、都合の良い解釈をして、敗北感を払拭しようとします。
過去のトラウマに縛られている
過去のトラウマによって、嫉妬心が引き起こされることも。
経験したつらいできごとが心のなかに残っていると、現在の自分に大きく影響して、妬みや束縛につながります。
例えば、以前付き合っていた人に浮気をされたら、新しい恋人も同じことをするのではと、心配になるなど。
トラウマに縛られている人は、また傷つくのがいやで、相手の行動を制限したり些細なことでほかの異性に嫉妬します。
今が幸せなはずなのにネガティブ思考に陥るのは、過去のできごとが原因かもしれませんよ。
嫉妬しない方法9選!感情をコントロールしよう
自分の感情をうまくコントロールすれば、嫉妬せずにいられるもの。
ここでは、他人を妬まない人になる方法を紹介してます。
- 嫉妬している自分を受け入れる
- 自分磨きして自信をつける
- 他人と比較するのをやめる
- 何事もポジティブに考えてみる
- 相手を信頼する
- 嫉妬していることを恋人に伝える
- 過去の恋と今の恋を一緒にしない
- 夢中になれるものを見つける
- 嫉妬の対象と距離を取る
自分の嫉妬深さに悩んでいるなら、ぜひ実践してくださいね。
1. 嫉妬している自分を受け入れる
すぐに他人を妬む自分が嫌いな人は、多いはず。
しかしネガティブな感情を抱く自分を受け入れることは、とても大切です。
嫉妬している自分を認めることで、気持ちが楽になり、あなた自身の成長にもつながります。
例えば相手をただうらやむだけでなく、自分もあの人みたいになりたいと、目標が生まれることも。
嫉妬心をポジティブにとらえると、今よりもあなたの魅力が高まったり、スキルアップのきっかけにもなることもありますよ。
2. 自分磨きして自信をつける
嫉妬しない人になるには、自信をつけることも大事。
自分磨きをして自己肯定感が高まれば、自分は人よりも劣っていると感じなくなります。
もしあなたがコンプレックスを抱えているなら、改善に向けて努力してみましょう。
例えば、
- 髪型や服装をイメチェンする
- 運動を習慣化してスリムな体型を目指す
- 仕事の成績アップのために取り組む
など、自分を好きになれるよう積極的に行動してください。
恋愛や仕事でも、自信がつけば妬ましく思う対象は減るものです。
3. 他人と比較するのをやめる
自分と他人を比べてしまう人は、その癖をやめるべきです。
自分とほかの人は違って当たり前だと思えたら、自然と嫉妬しなくなるもの。
比較しないためには、
- 自分には価値があると信じる
- 人は人で自分は自分だと考える
など、意識を変えることを心がけましょう。
あなた自身と他者のあいだにしっかり境界線を引けたら、比べることはなくなります。
また、精神的な余裕が生まれて、誰かの成功や魅力を素直に認められるはずです。
4. 何事もポジティブに考えてみる
嫉妬心を手放したいなら、物事をポジティブに考えるのも効果的。
人をうらやましく思う根本的な原因を追及すれば、嫉妬心を前向きに受け入れられるものです。
例えば、
- 嫉妬するのは恋人のことが大好きな証拠
- 友達の成功を喜べないのは自分もそうなりたいから
などに気づくと、誰かを一途に愛する自分が素敵だと思えたり、夢や目標に向かい頑張る自分を誇りに思えるはず。
明るい気持ちで恋や仕事、友情と向き合いたいなら、負の感情をポジティブに変換してみましょう。
5. 相手を信頼する
恋人の周りの異性が気になって仕方ないのは、信用できていないから。
つまりあなたが恋人を信頼できれば、嫉妬心は解消されます。
- 自分はちゃんと愛されている
- 相手にとって一番大事な存在は自分
このように心から思えたら、嫉妬や束縛はしなくなるもの。
もし恋人があなた以外の異性を褒めても、その人のほうが好きなのかな……と不安になったり、苛立つことはなくなるでしょう。
6. 嫉妬していることを恋人に伝える
ひとりで抱え込まず、嫉妬していると恋人に伝えるのも方法のひとつ。
思い切って本音をいえば、案外すぐにネガティブな感情はなくなり、気が楽になるものです。
ただ、怒ったり泣くなど、感情的になって伝えるのはNG。
まずは気持ちを落ち着けて、穏やかな口調で切り出してください。
伝えるべきことは、
など。
あなたを不安にさせたと知った相手は、今後つらい思いをさせないために行動を改善してくれるかもしれませんよ。
7. 過去の恋と今の恋を一緒にしない
過去の恋と今の恋を一緒にしないことが、ネガティブな感情を手放すポイント。
元恋人に浮気をされたから、今の恋人にも裏切られるかも……と考えていると、嫉妬や不安に駆られます。
大切なのは、現在の恋人としっかり向き合うこと。
- 元カレや元カノと重ねない
- 相手の性格や考え方をしっかり理解する
などを心がけましょう。
過去にとらわれず、目の前の相手と向き合えば、この人は自分をちゃんと愛してくれると思えるはず。
そして、嫉妬心が芽生えることはなくなるでしょう。
8. 夢中になれるものを見つける
夢中になれるものが見つかれば、他人を妬まないあなたになれるはず。
何かに一生懸命取り組み、毎日が充実すると、物事を前向きに考えられます。
恋愛に関して悪い方向に考えてしまうなら、
- 仕事に集中してみる
- 趣味に没頭する時間を増やす
- やってみたいスポーツに挑戦する
など、あなたが楽しめそうなことをはじめましょう。
恋人のことを考える時間が減ると、もしかして浮気してるかも?などのネガティブな想像をしなくなり、嫉妬心が解消されますよ。
9. 嫉妬の対象と距離を取る
嫉妬した相手と距離を取ると、自然と気持ちを切り替えられるもの。
相手の姿が目に入ると、その度に妬みやうらやましさを感じるので、意図的に離れましょう。
例えば、対象が社内の人なら、次のように今までより関わる機会を減らすのがポイント。
- 会社ではなるべくひとりで過ごす
- 会いそうな場所には行かない
- 会話するのは用件があるときだけ
物理的な距離感が生まれると、徐々に気持ちが穏やかになるはずです。
嫉妬しやすいタイミングあるある
ここでは、さまざまなシチュエーションにおいて、嫉妬しやすいタイミングをまとめました。
次の場面別に、あるあるな体験談を紹介。
- 恋愛の体験談
- 職場での体験談
- 友人関係における体験談
それぞれ見ていきましょう。
恋愛の体験談
元恋人の話を聞いたとき
- 元恋人との思い出話を聞かされた
- 元恋人のことを褒めていた
- 元恋人からのプレゼントを見せられた
このように、元恋人の話を聞いたときに、嫉妬したという声は多いもの。
過去の恋愛に関するネガティブな話題ならOKでも、良い思い出を語られると、モヤモヤするのは当然でしょう。
また、もしかしてまだ未練があるのかな?と、不安も感じるはず。
その結果、終わった恋なのに嫉妬したり、元恋人へのライバル心すら芽生えるのです。
ほかの異性と仲良くしているのを見たとき
自分以外の異性と好きな人が仲良くしていると、嫉妬するのはよくあること。
- ほかの異性と笑顔で会話していた
- ほかの異性とふたりで食事に行っていた
- 知らない異性とのツーショット写真を見た
などのタイミングで、ショックと同時に妬ましく思う人は少なくありません。
あの人が好きなのかも、ほかの誰かに奪われるなどと、心配になるのは当然。
特に自己肯定感が低い人や、普段から異性との交流があまりない場合には、不安を感じやすいシチュエーションです。
優先順位が低いと感じたとき
- 友達に誘われたからとドタキャンされた
- いつも仕事を優先する
- 会話中にスマートフォンばかり見る
このように、恋人にとって自分の優先順位が低いと感じるのも、嫉妬につながる原因。
恋人ができると、自分のことを一番に優先してほしい、大切にされたいと思うのは自然なことです。
あからさまに後回しにされたり、目の前にいる自分に注目してくれないと、悔しくなるもの。
そして、恋人が自分よりも大事にしている対象を妬んでしまいます。
職場での体験談
ほかの人の評価が自分より高いとき
職場で嫉妬しやすいのは、自分よりもほかの人が高く評価されたタイミング。
- 同期が自分よりも先に昇進した
- 自分よりも後輩のほうが上司に褒められている
- 成績の良い同期が表彰された
など、同期、後輩の活躍ぶりと自分の現状を比べたとき、複雑な感情になる人は多いでしょう。
また、妬ましさだけでなく、自分の能力に自信をなくし、劣等感を抱くきっかけにもなるはず。
そのため、出世した相手を祝ったり、素直にリスペクトすることがなかなかできません。
上司や後輩と楽しそうにしているとき
- 自分よりも同期のほうが上司と仲が良い
- 同期が後輩から慕われていると知った
- 自分より後で入社したのに人気者になっていた
このように、ほかの人が上司や後輩と良好な関係性を築いていると、嫉妬することも。
特に、コミュニケーション能力に自信がない人にとっては、かなりうらやましい状況でしょう。
「あの人みたいに誰とでも楽しく会話したい」と、自分にはできないことだからこそ妬むのです。
友人関係における体験談
相手が自分より幸せそうなとき
妬ましく感じるのは、友達が自分より幸せそうなとき。
- 親友のほうが社交的で人に好かれている
- 婚活中に友達から結婚すると報告された
- 友達は仕事を楽しんでいて自分より収入も多い
など、友人が充実した日々を送っていたり、結婚や仕事などで先にステップアップすると、悔しくなることもあります。
なかでも、相手が同年代で似た環境で育ってきた場合には、充実した人生を送る姿に劣等感を覚えやすいでしょう。
自分以外の友人と仲良くしているとき
- 仲良しの友人がほかの人と旅行に行った
- 親友が自分の知らない友達のことを褒める
- 遊んでいるのにほかの友達とずっとLINEしていた
このように、親友が誰かと仲良くすると嫉妬心を抱く人も。
妬む理由は、相手にとっての一番でありたいからです。
ほかの人との仲を見せつけられたら、自分よりも親しい存在なのかと、悪い方向にとらえてしまうもの。
孤独感が高まり、親友を奪おうとする相手へのライバル心が芽生えます。
嫉妬心を持つ3つのデメリット
妬みなどのマイナスな感情は、自分自身はもちろん周りにも悪影響を及ぼします。
具体的なデメリットは、次のとおり。
- 攻撃的になる
- 周囲をネガティブな雰囲気にする
- 自分のためにならない
くわしく見ていきましょう。
1. 攻撃的になる
嫉妬心を抱くと、人は攻撃的になりがち。
他人を苦しめる発言や行動を取り、人間関係が壊れることもあります。
例えば、
- 恋人を束縛しすぎて別れを告げられる
- 周りに愚痴をいって煙たがられる
- 嫉妬した相手に意地悪をして嫌われる
など、あなたや周りにとってマイナスにしかなりません。
身近な人たちを大切にしたいなら、たとえ嫉妬しても感情をうまくコントロールし、穏やかでいることが重要です。
2. 周囲をネガティブな雰囲気にする
自分がつらいだけでなく、周りをネガティブな雰囲気にすることも。
妬みなどの負の感情は、隠しているつもりでも表情や態度に表れやすいものです。
あなたが不機嫌そうな顔をしたり、周りに冷たい対応をすれば、当然場の空気は悪くなります。
そのせいで友達は離れていき、職場ではあなたの評価が下がる恐れも。
反対に、嫉妬=憧れとポジティブにとらえる人、他人の成功を素直に祝福できるタイプは、周りを幸せな気持ちにしますよ。
3. 自分のためにならない
誰かに嫉妬することは、あなた自身のためになりません。
マイナスな考えを持ち続けると、精神的に疲れるからです。
また、メンタルが不安定になると、日常生活にもさまざまな支障をきたすことに。
- 仕事に集中できずミスを繰り返す
- 恋人に不満ばかりいってケンカになる
- 人と会う気がなくなり疎遠になる
このように、さまざまなデメリットが発生します。
嫉妬深いと自覚しているなら、自分のためにも改善を目指しましょうね。
まとめ
今回は、嫉妬しない方法を紹介しました。
重要なポイントは次のとおりです。
- 自己肯定感の低さは嫉妬の原因になる
- 恋人を信頼できていない証拠でもある
- 嫉妬心をなくすには自信を持つべき
- 恋人に打ち明けるのも解消法のひとつ
- 夢中になれるものがあれば人を妬まなくなる
他人と自分を比べたり、人目を気にしていると、嫉妬心が芽生えがち。
ネガティブな感情を抱く自分を変えたいなら、あなた自身に価値があると信じてください。
人と自分は違って当たり前だと思えれば、恋愛や仕事にも心穏やかに向き合えるもの。
そうすれば、誰かの幸せや成功を妬んだりせず、心から祝福できるでしょう。