ISFJ(擁護者)の性格:強みや得意
ISFJ(擁護者)は、深い思いやりや強い責任感を持つ性格であると言われています。
困難に直面したときにも強い忍耐力や努力によって乗り越えることができ、他者の役に立つことに喜びを感じることができます。
まずはISFJ(擁護者)の強みに関して紹介していきましょう。
- 思いやりがあり面倒見がいい
- 責任感
- 細部に気を配る
- 忍耐強い
さっそく各項目について詳しく解説していきましょう。
思いやりがあり面倒見が良い
ISFJ(擁護者)と診断された人は思いやりがあります。
そのため周囲の人たちを支え、個人での利益ではなくグループ全体に利益をもたらすように行動するでしょう。
また優れた観察力を持ち、周囲のサポートに徹することもできます。
そのため周りからは面倒見がいいと褒められることも多いでしょう。
責任感が強い
責任感の強さもISFJ(擁護者)の長所です。
必ずしもリーダーや責任者を積極的に買ってでるタイプではありませんが、チーム内で任された仕事に関しては必ず最高の結果になるようにやり遂げます。
周りからの信頼度が高いため、一緒に仕事をしたいパートナーとして選ばれることも多いでしょう。
細部に気を配る
ISFJ(擁護者)は他の人がきづかないことにも気を配れる几帳面な性格。
ひそかに困っている人を見つけては、そっとフォローしてあげることも。
優れた観察力を活かして、さまざまなことに気を配れることから、周囲からの信頼を得ることができる性格と言えるでしょう。
忍耐強い
ISFJ(擁護者)の性格タイプの人はその忍耐強さが評価されることがあります。
非常に勤勉で自身に割り当てられた仕事を時間を賢く使ってこなし、問題を解決します。
困難や挑戦に直面したときにも、諦めることなく粘り強く取り組むことができる性格ですね。
難しい仕事を安心して任せることができるので、頼りにされることも多いですよ。
ISFJ(擁護者)の性格:弱みや苦手
ISFJ(擁護者)の人には以上のような長所がある一方で、それによるさまざまな弱みもあります。
- 変化を好まない
- 自己主張が苦手
- 期待に応えようとしすぎる
- 批判に敏感
- 内向的すぎる
各弱みの原因などについて紹介していきます。
変化を好まない
ISFJ(擁護者)は安定を求める傾向があります。
そのため変化や不確実なものを好まず、予測可能である選択をとっていくでしょう。
また何か重要な決断をする際には非常に慎重になることも。
強みであるとも言えますが、慎重すぎるがゆえに決断までに時間がかかってしまうのは、他の人から見ると短所であると言われるかもしれませんね。
自己主張が苦手
ISFJ(擁護者)の人は自己主張が非常に苦手な傾向があります。
相手に不快感を与えないように他の人に気を遣ってしまうのです。
そのため自身の気持ちを押し殺してしまうことが多くあるでしょう。v
小さなことからでも自分の意見や考えを発信する癖をつけると過ごしやすくなりますよ。
人の期待に応えようとしすぎる
ISFJ(擁護者)は優しさゆえに、人からの期待に応えようとしすぎることも短所のひとつであると言えるでしょう。
全ての期待に応えようとすると、メンタルが悲鳴を上げてしまうリスクがあります。
応えたいといった気持ちはわかりますが、自分を犠牲にしすぎないように注意する必要がありますね。
批判に敏感
ISFJ(擁護者)は気配りや観察力が優れているため、他者の感情や求められていることに敏感。
プラスに働くこともありますが、他の人が持つネガティブな感情や反応についても敏感に感じ取ってしまうため、傷つきやすい傾向があるでしょう。
また相手の発言を重く受け止めてしまうこともあり、相手に悪気がない場合でもネガティブに捉えてしまうことも。
ときには気にしないことも大切ですよ。
内向的すぎる
ISFJ(擁護者)は他者を傷つけるというのを避けるためにコミュニケーションにおいても慎重になりすぎてしまい、他の人からは話しづらいと思われてしまうことも。
謙虚という長所でもありますが、謙虚でありすぎるがゆえに控えめになるのも、内向的すぎると思われる理由の一つでしょう。
そもそもISFJ(擁護者)とは?
性格診断で出てくるISFJ(擁護者)とはどのような意味があるのでしょうか。
実はこのアルファベットには1文字ずつ性格のタイプを示す意味があります。
それに加えて、ISFJ(擁護者)のタイプの中でもISFJ-AとISFJ-Tの2通りに分類されることもあります。
ここではそれらの意味に関して具体的に紹介していきます。
I・S・F・Jそれぞれの意味
I・S・F・Jのアルファベットの意味は以下。
・I(内向型:Introversion)
これは興味・関心やエネルギーの方向性に関するカテゴリーです。
内向型の人は外向型(E:Extraversion)の人と異なり、前に出たがらない性格です。
多くの人と過ごすよりも1人で過ごす時間を重視する傾向があるでしょう。
自分の時間や、個人的な価値観を重視するタイプだと言えますね。
・S(感覚型:Sensing)
これはものの見方や認識のスタイルを意味する特徴です。
感覚型の人は直感型(N:Intuition)の人とは異なり、現実を重視するタイプ。
具体的なデータや証拠に基づいて物事を捉える傾向があります。
そこから得た事実から判断して行動や考え方に活かすことができますよ。
・F(感情型:Feeling)
これは判断や意思決定の基準を示す特徴です。
感情型の人は思考型(T:Thinking)の人とは異なり、感情を重視して物事を判断。
判断を下す際には人間関係や感情を重視します。
それに基づき調和や共感を大切にして意思決定を行う傾向にあるでしょう。
・J(判断型:Judging)
これは外部環境とのアプローチや態度を示す特徴です。
判断型の人は知覚型(P:Perceiving)の人とは異なり、計画的な行動を好みます。
思いつきで行動することはなく、計画的で慎重な決断が得意。
情報の取捨選択などにおいては秀でているタイプであると言えますね。
ISFJ-AとISFJ-Tの違い
同じISFJ(擁護者)のなかでも、ISFJ−AとISFJ−Tでは外部への捉え方や感じ方が異なります。
具体的にはAは自己主張型、Tは慎重型を表します。
ISFJ−Aは自己主張がしっかりできるためストレスを感じにくく、ISFJ−Tは控えめなのでストレスを感じやすい性格であると言えるでしょう。
またISFJ−Aの人は気持ちを引きずりにくいためネガティブになりにくいですが、ISFJ−Tの人は物事を重く捉えて気持ちを引きずりやすい特徴も。
これらの違いに関して決して優劣はなく、強みや長所はそれぞれにあるので、ISFJ−Tの人は「ネガティブ思考だからダメだ」と考えてしまう必要はありませんよ。
ISFJ(擁護者)と相性がいいのは?
性格診断でわかる性格にはそれぞれに相性の良し悪しがあります。
ではISFJ(擁護者)の人と相性がいい性格タイプは何でしょうか?
ISFJ(擁護者)はこれまでに説明した通りサポートが得意で、控えめな傾向があります。
そのためリーダーシップを発揮して引っ張ってくれるような性格タイプの人との相性は抜群です。
- ENTJ(指揮官)
- INTP(論理学者)
- ESFP(エンターテイナー)
具体的には主に以上の3つの性格タイプが挙げられます。
それぞれの性格に関してISFJ(擁護者)との相性を詳しく説明しますね。
ENTJ(指揮官)
ENTJ(指揮官)は全パーソナリティの中でも特にISFJ(擁護者)との相性がいいと言われています。
生まれ持ったリーダーシップを発揮して、ISFJ(擁護者)の抑え込みがちな気持ちをうまく汲み取ってくれるはずですよ。
お互いの強みを生かして関わることができます。
INTP(論理学者)
INTP(論理学者)は論理的に考えることが得意な性格です。
知的好奇心が旺盛で知識が豊富なINTP(論理学者)は気配りが上手なISFJ(擁護者)と非常に話が合うでしょう。
お互いに尊重し合い、いい関係を築けますよ。
ESFP(エンターテイナー)
ESFP(エンターテイナー)は社交的で外交的な性格です。
活動的な一面を発揮し、ISFJ(擁護者)を引っ張ってくれることで、とても新鮮な刺激を得ることができるでしょう。
またESFP(エンターテイナー)にとってもISFJ(擁護者)のサポートは心地の良いはずです。
バランスの取れた関係を築くために、お互いの違いを尊重し合うことが重要です。
ISFJ(擁護者)の人に向いている仕事の特徴は?
性格によって、向いている仕事があると言われています。
ISFJ(擁護者)は忍耐強く、思いやりがあり、周りの人たちの役に立つことに喜びを感じる性格。
一方で自ら指揮をとって引っ張っていくことは苦手で、支援的な役割に回ることで自身の能力を発揮できます。
- 他の人のケアに関わる仕事
- 忍耐力を生かせる細かい作業が必要な仕事
- 安定性のある仕事
具体的には以上のような仕事でISFJ(擁護者)の能力を発揮することができるでしょう。
個人の成果が重要な仕事や競争が必要な仕事より、人を支える安定した仕事を選ぶとストレスを感じにくくなりますよ。
他人のケアや支援に関わる仕事
具体的には看護師や社会福祉士、介護士などの職業が挙げられます。
特に医療や福祉関係の仕事はISFJ(擁護者)の献身的な性格や、共感力を生かすことができるでしょう。
ただし、ストレスを感じやすい職業であることも否めないので、自己主張や断ることも必要です。
細かい作業が求められる仕事
具体的には事務員、学芸員、研究職などの職業が挙げられます。
デスクワークや集中力が必要とされる職業で、ISFJ(擁護者)の忍耐強い性格を生かすことができます。
サポート役に徹することが多い性格ではありますが、責任者やリーダーなどの経験を積むことで、自信を持つことができるようになりますよ。
安定性のある仕事
具体的には公務員や教員が挙げられます。
基本的に日々のやるべきことも決まっており、緊急のプロジェクトなども多くはありません。
また、安定した収入が得られるという点でも、ISFJ(擁護者)の好む仕事であると言えるでしょう。
ISFJ(擁護者)の恋愛の特徴は?
ISFJ(擁護者)は他者のサポートに喜びを感じることから、恋愛面においてはパートナーとより良い関係を築きやすい性格です。
男女ともに安定した関係を求める傾向が強いため、現実的な視点を持ち、長期的な関係を築くことができるでしょう。
- 献身的で思いやりのあるパートナー
- 安定した関係
- 相手の気持ちに敏感
- 自己主張は控えめ
- 家庭を大切に
1つずつくわしく見ていきます。
献身的で思いやりのあるパートナー
ISFJ(擁護者)の人は人と接するときに、思いやりを持ち、細部に気配りをすることができる特徴があります。
その能力を生かして、パートナーと接するときにはその献身さや思いやりを持った接し方をするでしょう。
そのため自分にとっても、相手にとっても過ごしやすい時間を過ごすことができるはずです。
安定した関係を好む
ISFJ(擁護者)の人は非常に安定を好む傾向にあります。
恋愛においてもそれは変わらず、安定した関係、長期的な関係を大切にします。
遊びなどは苦手なため、誠実にお付き合いしてくれる人がタイプといえるでしょう。
相手の気持ちを敏感に察する
ISFJ(擁護者)の人は相手の気持ちを察することに長けています。
その洞察力で相手にとっても、居心地の良い関係・空間を作ることができるでしょう。
しかし、あなた自身が無理をしてしまう可能性もあるので、察しすぎないようにすることもときには必要です。
控えめで自己主張が少ない
ISFJ(擁護者)の人は相手を尊重し過ぎるあまり、自分自身を犠牲にしてしまうことも。
自分の思いを押し込んで相手を優先するだけではなく、ときには自分の思いを伝えることも意識してみましょう。
家庭を大切にする
ISFJ(擁護者)の人は非常に家庭を大切にします。
休みの日には必ず家族の時間を取ったり、仕事終わりは家族でご飯を一緒に食べたり、一緒に過ごす時間が自然と増えていくでしょう。
お相手も、同じような価値観であることが重要ですね。
ISFJ(擁護者)あるある
これまでに紹介してきたような性格タイプからわかるように、ISFJ(擁護者)には安定を求める性格や、忍耐強さといったような特徴があります。
またそれとは別に以下のような特徴もあります。
- 思い出や過去の出来事を大切にする
- 静かな環境を好む
ISFJ(擁護者)の人が多く共感するようなあるあるに関しても紹介していきますね。
思い出や過去の出来事を大切にする
他の人との関わりのなかで、一緒に経験したことや思い出は変わらずにあなたの心に残っているはずです。
その思い出を共有することでさらに仲が深まったり、話が盛り上がったりすることも多いでしょう。
しかし一方で、過去の恋愛を引きずったり、恋人との思い出に執着してしまうといったこともあるでしょう。
過去の失敗を引きずることで、傷つきやすく、自信を失うこともあるので注意が必要です。
静かな環境を好む
ISFJ(擁護者)は人が多い環境よりも、1人で静かで落ち着いた環境を好みます。
人と関わる場合も、少ない友人で濃密な関係を選び、心安らぐような環境で充実感を得ることができるでしょう。
まとめ
ISFJ(擁護者)の性格や特徴、仕事や恋愛面での傾向について詳しく解説してきました。
ここで大事なポイントをまとめましょう。
- ISFJ(擁護者)は思いやりがあり忍耐強いが自己主張は苦手
- ISFJ-Aは自己主張型でISFJ-Tは慎重型
- ENTJとINTPとESFPとの相性が良い
- 他人のケアや細かい作業や安定した職業に向いている
- 恋愛では献身的で安定した関係を好む傾向がある
- 思い出や静かな環境を大切にする
ISFJ(擁護者)の特徴を理解し、自分の強みを活かせる仕事や人間関係を築いていくことが大切です。
一方で自己主張が苦手な面もあるので、時には自分の意見をはっきり伝えることも意識してみてください。
パートナーとの関係でも、お互いを思いやりながらも、自分の気持ちを抑えすぎないようにしましょう。
ISFJ(擁護者)の素晴らしい特性を発揮しつつ、苦手な部分は少しずつ克服していけるといいですね。
この記事が、ISFJ(擁護者)の皆さんの理解と成長の一助となれば幸いです。