ENTP(討論者)の性格:強みや得意
まずは、ENTPの性格の強みや得意なことから。
自分で道を切り開ける力を持つENTPには、多くの強みがあります。
- 創造的な思考を持っている
- 優れたコミュニケーション能力がある
- 頭の回転が早い
- 学ぶ意欲が高い
- 自分の意見をはっきりいえる
くわしく見ていきましょう。
創造的な思考を持っている
ENTPは、新しい何かを生み出すのが得意な性格。創造的な思考を持っているので、次々にアイディアが思い浮かびます。
想像力も豊かなENTPは、
- 〇〇をしたらもっと楽しくなりそう
- 〇〇と△△を組み合わせるとおもしろそう
のように、頭の中で具体的にイメージできるタイプ。
ほかの人と同じであることを好まず、オリジナリティあふれる考えや提案ができるのは大きな強みです。
あなたがひらめいた計画や企画を披露すれば、周囲の人はあっと驚くでしょう。
優れたコミュニケーション能力がある
ENTPは、コミュニケーション力が高い性格の持ち主。その場に合わせて柔軟な対応ができるので、人脈が広く誰からも好かれます。
場の雰囲気が良くないときは、率先して発言し、ガラリと空気を変えられるのがENTP。
もともと社交的な性格なので、大勢の前で話したり提案することにストレスを感じません。
気づくといつも会話の中心にいることも多いはず。それは、あなたのコミュニケーション力が抜群に高いからですよ。
頭の回転が早い
ENTPは、頭の回転が速く機転が利きます。
- 自分が今何をすべきか
- あとで困らないためには周りにどのような指示を出せば良いか
などを、一瞬で判断できるのは大きな強み。
イレギュラーな案件を依頼されることが多いのは、トラブルが起きても冷静に対処できる力があるからです。
学ぶ意欲が高い
ENTPは、好奇心や探求心が強い性格。まだ知らないことに対して、知識をつけるために積極的に学ぶ時間を作ります。
常にレベルアップしていたいENTPは、自分の成長がやる気につながるもの。
少しでも気になることがあれば、自信を持って人に解説できるまでしっかり学びたいと思うのです。
この学ぶ意識の高さが、創造的な思考にもつながっていますよ。
自分の意見をはっきりいえる
ENTPは、議論や討論が好きなタイプ。話し合いの場では、自分の意見をまとめて相手にはっきりいえます。
何か問題が起きたら、まずは話し合って解決を目指すべきという考えを持っているのも、ENTPの特徴。
人との会話を何よりも大事にするので、モヤモヤした状態でむりやり解決にはしません。
また、相手の意見もしっかりと聞いたうえで、さらに自分が感じたことを伝えられるのも、大きな強みです。
自分の意見をはっきりいえるかどうかは人付き合いにおいて重要なため、仕事や恋愛でも活かせます。
ENTP(討論者)の性格:弱みや苦手
次は、ENTPの性格から見る、弱みや苦手なこと。
周囲に比べて何ができないのかを理解することは、苦手な部分をカバーするのに役立ちます。
- 長期的な計画を立てるのが苦手
- 感情のコントロールが苦手
- 即決するのが苦手
- ルールを守るのが苦手
それぞれ解説しますね。
長期的な計画を立てるのが苦手
ENTPは、長い時間集中力が続かないタイプ。長期的な計画を立て、目標に向かって行動するのが苦手な傾向にあります。
1年単位のプロジェクトや、2~3年後のイベント開催に向けた企画などは、ENTPの苦手分野。
途中で飽きたり、ほかのことに興味が出てしまい、最後まで全力を尽くせない可能性が高いですよ。
また、細かく段取りを決めてそのとおりにこなすことも、得意ではありません。
感情のコントロールが苦手
感情のコントロールが苦手なのも、ENTPの弱いところ。
- イライラすると表情に出てしまう
- 悲しくなるとすべてに対してやる気が起きない
などの状況になることがよくあります。
誰かと意見をいい合う際も、相手の発言にイラっとするとすぐに態度でバレるはず。その結果、言い争いに発展することもあるでしょう。
感情を表に出してばかりだと、周囲に気を遣われます。「自分勝手」「わがまま」などと勘違いされやすい点に注意してください。
即決するのが苦手
ENTPは創造力があり、さまざまな視点から物事を判断できる性格。そのため、何かを即決するのが苦手です。
じっくり考えて意見を交換し、納得してからでないと答えを出せないのがENTPの特徴。急いで決めないといけない場面でも、なかなか決断できません。
また完璧主義な一面があり、より良い選択をしたい気持ちが大きくなりすぎるのも、即決できない理由のひとつ。
周囲からは優柔不断だと思われることも多いですよ。
ルールを守るのが苦手
ENTPには、ルールを守るのが苦手な一面もあります。
創造的な思考を持っているので、型にハマった考えを好みません。
のように指示されると、窮屈に感じるはず。
ルールに縛られると自分のアイディアを発揮できるチャンスがないため、モチベーションも上がらないでしょう。
そもそもENTP(討論者)とは?
ENTP(討論者)と診断されたけれど、そもそも「ENTP」とはどのような意味なのか、わからない人も多いでしょう。
ここでは、ENTPのくわしい意味や、ふたつに分かれるタイプについて解説します。
E・N・T・Pそれぞれの意味
ENTPのローマ字が表す意味は、次のとおり。
- E:外向型(人や社会とのつながりに興味を持つ)
- N:直感型(さまざまな角度から物事を判断できる)
- T:思考型(自分の考えを客観的に分析しまとめられる)
- P:知覚型(その場に合わせて臨機応変に行動できる)
外向型・直感型な面から、周囲との交流を大事にし、自分以外の意見も受け止めて冷静に判断できる人物像をイメージできます。
また、思考型・知覚型という点からは、自分の意見を相手に伝わるようまとめたり、周囲を見て自分の役割を果たせる一面があるとわかるでしょう。
ENTP-AとENTP-Tの違い
ENTPには、ENTP-AとENTP-Tの2種類あります。
どちらも社交性がありチャレンジ精神も旺盛ですが、人付き合いの仕方に違いがありますよ。
ENTP-Aは自信を持っており、自己主張できる性格。大勢のなかでリーダーシップを発揮し、人々の注目を集めることができるタイプです。
一方、ENTP-Tは何をするにも慎重に行動する傾向にあります。他者とぶつかることを避け、話し合いの場では相手の意見を丁寧に聞ける性格です。
ENTP(討論者)と相性が良いのは?
カリスマ性のあるENTPと相性の良いのは、次のタイプ。
ここでは、どのような部分の相性が良いのか、解説します。
- ISFP(冒険家)
- INTJ(建築家)
- ESFJ(領事官)
- INTP(論理学者)
ISFP(冒険家)
ISFP(冒険家)は、感受性が豊かでユニークな性格の持ち主。自由度が高く、俳優やミュージシャンなどに多い傾向があります。
そのようなISFPとENTPは、相性抜群。どちらも型にとらわれない生き方を好むため、お互いの考えを尊重し理解できるのです。
また、ISFPは細かいことを気にしない温厚なタイプ。ENTPが感情的になっても、大きな心で受け止めてくれますよ。
INTJ(建築家)
INTJは、完璧主義で何事も有限実行するタイプ。ENTPとINTJ(建築家)の相性が良いのは、お互いを高めあえるからです。
好奇心が旺盛だけど計画が苦手なENTPに対して、ENTPは冷静で計画が得意。ふたりの特徴を合わせると、バランスよく物事を進められます。
特に、仕事では相性が良い相手。お互いに足りない部分を補える関係なので、学ぶことも多いでしょう。
ESFJ(領事官)
ESFJ(領事官)は、温厚で協調性のある性格。
現実的な思考を持っているので、好奇心旺盛なENTPが思いつく斬新なアイディアを冷静に分析します。
計画を立てたりルールを守るのが苦手なENTPを、そばで優しくサポートしてくれるのがESFJ。
ENTPが、頭の中にあるアイディアをどう実現すれば良いかわからないとき、その方法を考えて教えてくれるでしょう。
INTP(論理学者)
ENTPとINTP(論理学者)は、お互いに探求心が強い性格。
周りに流されることがなく、自分の意思を貫けるところが似ているため、一緒にいると居心地が良いのです。
また、どちらもユニークなアイディアがどんどん思い浮かぶので、一緒にいると新しい発見が多いはず。
仕事のパートナーとしてはもちろん、友人としても相性が良いENTPとINTPは、長く付き合う関係になれますよ。
ENTP(討論者)に向いている仕事の特徴
多くの強みがあるENTPに向いている仕事は、次のようなもの。
- ディベート力が活かせる仕事
- コミュニケーション能力が活かせる仕事
- 実績をすぐに確認できる仕事
強みを活かせる仕事に就けば、楽しみながらやりがいを持って働けます。
具体的な職種も紹介するので、参考にしてください。
ディベート力が活かせる仕事
話し合いや討論が好きなENTPは、ディベート力が活かせる仕事が向いています。
例えば、
など。自分の考えを相手に伝え、相手の話もしっかり聞く力があると、これらの仕事で活躍できます。
簡単な仕事ではありませんが、ENTPなら頭の回転の良さを発揮して難なくこなせるでしょう。
コミュニケーション能力が活かせる仕事
などのコミュニケーション能力が活かせる仕事も、ENTPに向いています。
これらは、その人に合わせて臨機応変に対応できる力が必要な仕事。ENTPの、コミュニケーションスキルが高く人と話すのが好きな強みを存分に発揮できますよ。
相手の心情やテンションに合わせた対応ができるため、「この人にはなんでも話せそう」と思われるはず。
コミュニケーション能力の高さは、第一印象で相手に伝わっています。
実績をすぐに確認できる仕事
ENTPは集中力がある一方、飽きやすい一面もあるタイプ。そのため、実績をすぐに確認できる仕事が向いています。
例えば、次のようなもの。
- ウェディングプランナー
- デザイナー
- プロデューサー
努力したら結果がすぐにわかるほうが、モチベーションが上がり仕事の原動力になるのです。
好奇心が旺盛な強みを活かすなら、ひとつの目標に時間をかけるのではなく、短期間ごとに目標が変わる仕事が向いていますよ。
ENTP(討論者)が避けるべき職業
ENTPの性格的に合わない職業もあります。
次の仕事は、ENTPらしさを出せないので避けたほうが良いかも。
- 細かい作業が多い仕事
- 定型業務の多い仕事
- 計画性を求められる仕事
ただ、なかには活躍できる人もいるので、はじめから諦めるのではなく職業リサーチをしてから決めてくださいね。
細かい作業が多い仕事
ENTPは、豪快に物事を進めるのが得意なタイプ。そのため、以下のような細かい作業が多い仕事には向いていません。
特に、数字やコードなどを使う仕事はNG。ひとつのミスで答えが変わる仕事だと、プレッシャーが強すぎてストレスがたまります。
また、医師や歯科医師などの手先の器用さを求められる仕事も、避けたほうが良いでしょう。
定型業務の多い仕事
毎日同じことを繰り返したりルールが厳しい職業も、ENTPは避けるべきです。
例えば、
など。これらは創造性を必要としないため、ENTPのように好奇心旺盛なタイプには退屈に感じます。
もっと〇〇したい、〇〇のほうが良さそう、などと提案しても、受け入れてもらえないかも。どんどんストレスが溜まるので、長続きしないでしょう。
計画性を求められる仕事
のような、計画性を求められる仕事もENTPには向いていない傾向にあります。
ENTPは、次々に思い浮かぶ新しい考えやアイディアを、すぐに試したくなる性格。そのため、先のことまで計画を立ててそのとおりに進行する仕事は、得意ではありません。
自分の考えはもちろん、人と討論や会話をするなかでインスピレーションをもらい、それを仕事に活かしたいと考えるのがENTP。
少しの寄り道も許されない仕事は、窮屈に感じます。
ENTP(討論者)の恋愛の特徴6つ
ENTPは、恋愛の好みもはっきりしているタイプ。
次のような恋愛の特徴がありますよ。
- 刺激的な恋愛を好む
- 気持ちのうつり変わりが激しい
- 自分が知らない世界を見せてくれる人が好き
- 相手に合わせて会話できる
- 束縛が苦手で自由を好む
- 告白や愛情表現はストレートに言葉でおこなう
この記事を読んでいるあなたにも、思い当たる部分があるはず。相手選びをする際にも役立つので、チェックしてください。
1. 刺激的な恋愛を好む
好奇心が強いENTPは、恋愛でも同じ。安心・安定よりも、刺激的な恋愛を好む傾向にあります。
- 恋人にサプライズをして喜ばせたい
- ずっとドキドキする恋愛をしたい
のような理想を持っている人が多いでしょう。
性格が違うタイプの相手との恋愛にも前向きで、「自分とは違う考え方を知れる」と、ポジティブに変換できるのです。
共通点が少ない相手なら、一緒に過ごすなかで同じ趣味を作ろうと考え、恋愛を楽しめます。
2. 気持ちのうつり変わりが激しい
熱しやすく冷めやすい一面があるのも、ENTPの恋愛の特徴。気持ちの移り変わりが激しいので、パートナーをコロコロ変えがちです。
「なんか違うかも」と感じたら、すぐに次の相手を探すのがENTP。ただ、まじめな性格なので、浮気や二股などはせずにしっかり別れてから次の相手と付き合います。
好奇心が旺盛な点はENTPの強みですが、さまざまな人に興味を持ってしまうことも。
- もっと良い人がいるかも
- あの人のほうがきっと自分と合うだろう
などと直感で気づいたら、すぐに行動にうつすでしょう。
3. 自分が知らない世界を見せてくれる人が好き
型にハマるのを好まないENTPは、新しいもの好き。そのため、知らない世界を見せてくれる人を好きになる傾向にあります。
例えば、次のような人に出会うと、グッと惹かれるはずです。
- 自分とは違う趣味を持っている人
- 旅行好きでさまざまなところに連れて行ってくれる人
誰かと同じ恋愛や、過去の恋人に似ている人には興味を持ちません。長く付き合ってもワクワクできるような異性を好むのです。
4. 相手に合わせて会話できる
恋愛でも、相手に合わせて会話できるのがENTP。
どのようなタイプの人とも会話を弾ませることができるので、「一緒にいて楽しい」「話し上手だね」などと言われるでしょう。
コミュニケーション力は、仕事はもちろん恋愛でも大きな強みになるもの。
好きな人との初デートでもうまく話を引き出せるので、初対面で良いイメージを残せますよ。
5. 束縛が苦手で自由を好む
自由を好むENTPは、束縛が苦手。
- 連絡頻度を指定される
- 異性がいる飲み会に行くのはNGと言われる
など、恋愛のルールを作る人とはうまくいきません。ENTPは、たとえ恋人でもお互いの距離感を大事にするタイプなのです。
束縛されたくないからこそ、相手のことも束縛しないのがENTP。
お互いに楽しく心地良くいられる関係が理想のため、どれだけ外見がタイプでも束縛する人とは付き合わないでしょう。
6. 告白や愛情表現はストレートに言葉でおこなう
自分の意思をはっきり人に伝えられるENTPは、告白もストレート。電話やLINEでいうのではなく、直接会ってはっきりと「好きだ」と伝えます。
まじめなので、あいまいな関係でダラダラ会うのはいやな性格。ある程度距離が縮まったら、告白して相手の気持ちもはっきり確かめたくなるのです。
そのため、告白されるときもはっきり気持ちを伝えてほしい願望があるのではないでしょうか。
愛情表現をストレートにしてくれないことが原因で、冷めることもよくあります。
ENTP(討論者)あるある
最後は、ENTPの性格あるある。
ENTPにしかわからないあるあるを集めたので、紹介します。
- すぐに議論をはじめる
- 空気を読まない発言をしがち
- 上昇志向が強すぎる
- 批判されることを嫌う
すぐに議論をはじめる
ENTPは、意見を言い合って正解を探すのが好きな性格。そのため、何かあるとすぐに議論をはじめます。
例えば、数人のグループで意見が分かれた場合、それが遊びだとしても議論したくなるはず。
などと、その場を仕切ってみんなが納得する結論を探します。
自分の意見を押し通すのではなく、人の意見も聞けるのがENTPの良いところ。そのリーダーシップに救われている友人や知人は、意外と多いでしょう。
空気を読まない発言をしがち
コミュニケーション力は高いけれど、相手の感情にはうとい一面もあるのがENTP。
相手の気持ちを察するのが苦手なので、空気を読まない発言をしがちです。
あなたの悪気ないひと言で、その場がシーンとしたこともあるはず。何度も同じことを繰り返すと、冷たい人、自己中心的、などと思われるため注意してください。
周りの反応で間違った発言をしたと気づいたなら、その場で謝ったり説明を加えるのがGOOD。そうするだけで、印象は変わりますよ。
上昇志向が強すぎる
上昇志向が強すぎて手を抜けないのも、ENTPの性格あるある。
恋愛・仕事・遊びなど、何に対しても負けず嫌いで、やるからには一番を目指します。
とにかく頑張りすぎて周りが見えなくなり、疲れることも。
しかし、手を抜くという考えがないので、結局最後まで全力を出してしまうのです。
批判されることを嫌う
ENTPは自分を否定されたり批判されるのが苦手なタイプ。
意外と繊細な部分があり、嫌われることは避けたいと思っています。
議論する際も、批判されないように頭の中でしっかり準備してから発言することがほとんど。
批判されるとしばらく引きずり、自信を失くすこともあるでしょう。
まとめ
この記事では、ENTP(討論者)の性格を紹介しました。
大事なポイントをまとめます。
- ENTPは創造的な思考を持っておりコミュニケーション力も高い性格
- 計画を立てたりルールを守るのが苦手
- ISFP(冒険家)やINTJ(建築家)と相性が良い
- ENTPの性格にはディベート力が活かせる討論家や弁護士の仕事が向いている
- ENTPは刺激的な恋愛を好む傾向にあり束縛は苦手
ENTPは、頭が良くてコミュニケーション力も高い、多才な性格。一方、型にハマることを嫌います。
人付き合いはうまいけれど、空気が読めずに相手を困らせることがある点には要注意。
他人の感情をくみ取る努力をすれば、仕事でも恋愛でも良い人間関係を築けるでしょう。