ESFJ(領事官)の性格:強みや得意
まずは、ESFJの性格から。ESFJには、次のような特徴があります。
- 協調性がある
- コミュニケーション能力が高い
- 責任感が強くリーダーに適している
- 温厚で人付き合いがうまい
強みや得意なことについて、くわしく見ていきましょう。
協調性がある
ESFJの強みは、協調性があること。
コミュニティのなかでは調和を大事にして、仲間との安定した関係を維持できます。
周りの人の気持ちを敏感に察知し、気遣う言動ができる一面も。
誰かが困っていたらすぐ手助けをするため、ESFJがいるグループには和やかな空気が流れるでしょう。
もちろん身近にいる人たちからは、年齢性別問わず慕われます。人を大切にできる性格だからこそ、チームの結束力が高まるのです。
コミュニケーション能力が高い
コミュニケーション能力が高いことも、ESFJの強みのひとつ。誰に対しても寛大な気持ちで接するため、人間関係はいつも良好で長続きします。
人から頼みごとをされたら、迷わず協力するのがESFJの良いところ。
例えば飲み会やイベントを仕切ってほしいとお願いされたら、いやな顔ひとつせず引き受けるでしょう。
自分の利益を考えず人のために動く献身的な姿勢が、信頼を集めるはず。
あなたが「さまざまな人と交流したい」と思って行動すれば、望みどおり誰とでも仲良くなれますよ。
責任感が強くリーダーに適している
ESFJは責任感が強く、リーダーに適しています。物事の達成に向けた綿密な計画を立て、取り組むことが可能。
やりはじめたことを途中で投げ出したりせず、スケジュールをきっちり守る行動力は、周りに安心感を与えるでしょう。
プロジェクトを効率的に進めることができる能力は、組織のリーダーになると発揮できるはず。
協調性や社交性が高い部分も、リーダー向きといえる理由です。
温厚で人付き合いがうまい
温厚な性格のESFJは、人付き合いがうまいタイプ。周りを大事にする優しい性格で、基本的に自分以外を優先します。
みんなを楽しませたい気持ちが強く、いつも人に気を配れるのが強み。
もちろん、感情的になって怒ったり、誰かに不平不満をいうこともほとんどありません。
また人から何かしてもらったときには、しっかりお礼やお返しができるのがESFJ。優しく礼儀正しいため、どこへ行っても人間関係が円滑になるでしょう。
ESFJ(領事官)の性格:弱みや苦手
次は、ENFJの性格的に弱い部分。
ここで紹介する弱みや苦手が原因で、生きづらさを感じた経験がある人もいるはずです。
- 他者に依存しがちでひとり行動が苦手
- 自分の意思を伝えるのが苦手
- 柔軟性がない
ひとつずつ見ていきましょう。
他者に依存しがちでひとり行動が苦手
ESFJの弱みは、他者に依存しがちでひとり行動が苦手なこと。
人とのかかわりを大事にしすぎて、ひとりでいると孤独を感じます。
単にひとり行動ができないだけでなく、精神的にも他人に依存する傾向があるのも、弱みのひとつ。
誰かの役に立つことを喜びに感じる反面、人に認められたい気持ちが強いのです。
そのため、周りからの評価を気にしすぎることも。
他者の反応が悪ければそのことばかり気になり、自己肯定感が低下するでしょう。
自分の意思を伝えるのが苦手
ESFJは、自分の意思を伝えるのが苦手な性格。
人との調和を大事にし対立を避けたがるため、基本的に「NO」ということができません。
誰かに頼られたときは、たとえ忙しい状況でも引き受けてしまいがち。断ることで相手が傷ついたり、困ることを想像すると耐えられないのです。
そのため、八方美人だと評価されることも。
- これを伝えたら相手はどう思うのだろう
- 自分の印象が悪くなるかもしれない
などと、余計なことまで考えてなかなか発言できないことも多いはずです。
また、リーダーとして意見をいうべき場面では、自分が場の空気を悪くすることに強いストレスを感じます。
柔軟性がない
まじめな性格のため、柔軟性に欠けるのもESFJの特徴。
責任感が強くルールや安定を好みますが、それゆえ変化には弱い傾向にあります。
これまでおこなってきたやり方を大事にするので、新たなアイディアには抵抗を感じてしまい、すぐには順応できないことも。
ルールが変わると、
- 自分には対応できないのでは
- トラブルが起こるのでは
などと必要以上に不安になるのです。
柔軟性がないことは、慎重でアドリブが苦手なESFJならではの特性といえるでしょう。
そもそもESFJ(領事官)とは?
「ESFJ」という言葉に、そもそもどのような意味があるのか気になりませんか?
ここでは、ESFJの意味や、ふたつのタイプについて解説します。
E・S・F・Jそれぞれの意味
E・S・F・Jそれぞれの意味は、次のとおり。
- E:外向型(他者とのかかわりや社会経験に興味がある)
- S:感覚型(経験や現在起きていることを信じ結論を出す)
- F:感情型(他者の気持ちに共感し支援する)
- J:判断型(計画どおりに行動する)
外向型・感情型という点から、コミュニティのなかで人と接することを好み、周囲に気を配れる優しい人物であると読み解けます。
また感覚型・判断型だからこそ、ルールや伝統を大事にし組織のリーダーとして活躍できるのでしょう。
ESFJ-AとESFJ-Tの違い
ESFJ‐AとESFJ‐Tは、どちらも協調性があり社交的なタイプ。主な違いは、メンタル面です。
ESFJ‐Aは、ポジティブで自信家。主体性があり、率先して人をサポートできます。
また、協調性を持ちながら揺るがない自分の意思もあるため、組織のリーダーになると周りに尊敬されますよ。
一方、ESFJ‐Tは少しネガティブな性格ですが、繊細な一面がある人。
自分から人に手を差し伸べることはなくても、縁の下の力持ちとして相手を支える優しい性格です。
思いやりにあふれているので、身近な人たちからは信頼されるでしょう。
ESFJ(領事官)と相性が良いのは?
ESFJと相性が良いタイプは、次のとおり。
- INTJ(建築家)
- ISFP(冒険家)
- ENTP(討論者)
どのような部分が性格的に合っているのか、解説します。
INTJ(建築家)
ESFJとINTJ(建築家)の相性は抜群。
INTJは独自の価値観を持つ知的なタイプで、物事を理性的にとらえて行動します。
型にはまりがちなESFJは、想像力やアイディアが豊富なINTJといると、刺激があり楽しいと感じるでしょう。
INTJは内向型、ESFJは社交型と性質は正反対ですが、互いに影響を与えながら成長できるはず。
ビジネスパートナーとしてはもちろん、友人としても良い関係を築けますよ。
ISFP(冒険家)
ISFP(冒険家)は、ESFJにはない部分を補ってくれる存在です。
ESFJが持っていない芸術センスや柔軟性に優れているのが、ISFP。ISFPと一緒にいると、新たな発見ができるでしょう。
また内向型のISFPは、コミュニケーションスキルの高いESFJを尊敬します。
自分にはない要素を認め支え合える関係性ですが、思いやりが深いところは共通する強み。
互いに好感を持ち、温かな気持ちで接することができますよ。
ENTP(討論者)
ESFJにとって、ENTPは一緒にいるとスキルアップにつながる相手。
頭の回転が速いことが強みのENTPが近くにいると、思考力の弱いESFJは学びを得られます。
また、ENTPは決められたルールに疑問を持つので、安定を好むESFJにとって良い刺激になるもの。
一緒にいると、「こんな考え方があるのか!」と新たな気づきを得られるかもしれません。
同じチームに属した場合、論理的で意見をはっきりいうENTPに対して、社交的なESFJがバランスを取ってあげる立場となりますよ。
ESFJ(領事官)に向いている仕事の特徴と具体的な職業
ESFJに向いている仕事は、次のとおり。
- 計画力を活かせる仕事
- 人に寄り添う気持ちを活かせる仕事
- 人をサポートできる仕事
性格に合う仕事に就けば、得意なことを活かせます。具体的な職業も紹介するので、参考にしてください。
計画力を活かせる仕事
ESFJに向いているのは、計画力を活かせる仕事。
など、計画どおりに業務をおこなう仕事が適していますよ。
几帳面で秩序を重んじる性格のため、指示されたことを着実におこなう能力は抜群。
締め切りや決められたルールが苦にならず、正確性を求められる仕事では存分に力を発揮できます。
持ち前の計画力を活かして効率的に仕事をこなし、重宝される存在となるでしょう。
人に寄り添う気持ちを活かせる仕事
人に寄り添う気持ちを活かせる仕事も、ESFJにはぴったり。
例えば、次の職業が当てはまります。
これらの仕事では、チームで協力しつつ業務を進行していくことが重要。
コミュニケーション能力が高いESFJなら、周りの人の意見にしっかりと耳を傾けられます。
調和を重視しているため、メンバーの気持ちを一番に考えたうえで、組織にとってベストな選択ができるでしょう。
ESFJの他者に配慮できる才能は、チームでおこなう仕事で輝くのです。
人をサポートできる仕事
ESFJは、人をサポートできる仕事でやりがいを得られます。
など、他者の役に立っていると感じられる職種に向いているでしょう。
そもそもESFJは思いやりがあり、誰かのために動きたい気持ちが人一倍強いタイプ。
面倒見が良く共感力もあることから、誰かが助けを求めているときにはすぐに気がつきサポートにまわります。
また、人と長期的に関係を続けるのが得意な点も、人をサポートする仕事で活かせるポイントです。
ESFJ(領事官)の恋愛の特徴4選
優しい性格のESFJは、次のような恋愛をする傾向にあります。
- 安定した恋愛を求める
- 相手の気持ちを大切にする
- 楽しませ上手のため異性にモテる
- 不安になったり落ち込みやすい
自分の性格を理解すれば、どのような相手を選ぶべきか見えてくるかもしれません。
1. 安定した恋愛を求める
ESFJは、安定した恋愛を求めるのが特徴的。
恋人を裏切ることはなく、相手にも自分と同じくらい誠実であることを求めます。
そのため、一度付き合いはじめると長続きしやすいでしょう。
基本的には浮き沈みの激しい恋はしませんが、ときには自分と正反対のタイプを好きになることも。
とはいえ、結局は居心地が良く癒しを感じる相手を選びます。
安定志向なESFJは、自分と価値観が似ている人と付き合うのがベストですよ。
2. 相手の気持ちを大切にする
優しい性格のESFJは、相手の気持ちを大切にします。
もともと愛情深いESFJは、恋人に対する思いやりが強く自分勝手な行動はしません。何をすれば相手が喜ぶかを優先的に考えて行動するでしょう。
また恋人の気持ちを敏感に察知し、寄り添いながらコミュニケーションが取れるのも魅力。
恋人が悩みを抱えていることに気づくと、すかさずサポートにまわり、安心感を与えることができます。
3. 楽しませ上手のため異性にモテる
楽しませ上手なESFJは、基本的に異性にモテる性格です。
- サプライズをする
- ささやかな差し入れやお土産を渡す
など、人が喜ぶことを日常的におこなえるのがESFJ。
さまざまなタイプの相手から好感を持たれやすく、「恋人にしたい」と思う異性も多い傾向にあります。
またESFJは、自分が何かをして相手が笑顔になるだけで幸せを感じられる性格。そのため、感情表現が豊かな人とは特に相性が良いでしょう。
4. 不安になったり落ち込みやすい
ESFJは、恋愛において不安になったり落ち込みやすい傾向も。共感力があり人の気持ちに敏感な分、非常に繊細な一面も持ち合わせています。
周りが自分のことをどう思っているか気にするタイプで、もちろん恋人からの評価も重要視するでしょう。
そのため恋人が何を考えているのかわからないときは、
など、ネガティブ思考に陥ってしまうのです。
ESFJ(領事官)の性格あるある
最後は、ESFJの性格あるあるです。
- よく相談を受ける
- 気づくと頼まれごとで手いっぱいになっている
- 褒め上手で褒められると伸びる
- 人間関係に振り回される
この記事を読んでいるあなたにも、思い当たるところがあるはず。
自分の性格を理解すれば、自分とうまく付き合っていけるでしょう。
1. よく相談を受ける
ESFJのあるあるは、よく相談を受けること。
他者の気持ちに敏感なので、相談相手が何を求めているかを正確に読み解きます。
そのため、ただひたすら話を聞く場合もあれば、しっかりアドバイスをするなど、相手が望むとおりの対応をしてあげられるはず。
だからこそ、多くの人がまた相談したいと思うのです。
ただ、人から相談されるばかりで、自分の悩みを打ち明ける場が少ない傾向も。そのことが、ESFJにとってはストレスの原因にもなることもあります。
2. 気づくと頼まれごとで手いっぱいになっている
気づくと頼まれごとで手いっぱいになっているのも、ESFJによくあること。
誰かをサポートすることにやりがいを感じるため、頼られるとどんどん引き受けてしまいがちです。
人のためになるなら……となんでもOKして、あっという間にひとりで抱えきれない状態になることもあるでしょう。
また、ESFJは物事を処理するスキルが高く、やるべきことがたくさんあっても「自分ならできる」と過信する傾向にあります。
それも、頼まれごとを断れない理由のひとつです。
3. 褒め上手で褒められると伸びる
ESFJは褒め上手で、なおかつ自分も褒められると伸びるタイプ。
他者の表情や態度から、相手が何をいえば喜ぶかを考えて実行できます。
その人にとって最高の褒め言葉をいってあげられるのは、共感力の高いESFJならではといえるでしょう。
またESFJは承認欲求が強い一面があり、人に評価されたい気持ちも大きい性格。
特に仕事では、褒められるとやる気がアップし、難しい案件もどんどん達成できますよ。
4. 人間関係に振り回される
面倒見が良いESFJは、人間関係に振り回されることも。
誰に対しても優しい分、遠慮のない人・甘えるのが得意な人には振り回されてしまいがちです。
はじめのうちは、自分の時間を削ってでも世話を焼くことに疑問を感じませんが、途中で自分を犠牲にしていると気づくはず。
頼られすぎると少しずつ不満がたまり、「もっと感謝してほしい……」と思うこともあるでしょう。
まとめ
この記事では、ESFJの性格について紹介しました。
大事なポイントは次のとおり。
- ESFJの性格は協調性がありコミュニケーションの力が高い
- 自分の意思を伝えられなかったり柔軟性がない一面もある
- ESFJの性格を活かせる仕事は管理職や看護師や保育士など
- ESFJは安定した恋愛を求める傾向にある
- ESFJの性格あるあるは相談を受けやすかったり褒められると伸びること
ESFJは優しくて人望が厚い性格です。人あたりが良いので、職場やプライベートで多くの人に慕われます。
ただ、自分の意見をなかなかいえない一面があり、ストレスをためやすい点には要注意。
自分を犠牲にしすぎないよう、意識してみてくださいね。