厄年とは?前厄・本厄・後厄の違いを徹底解説

来年厄年だね、今年は前厄だね、などの会話を家族や友人とすることもあるでしょう。
しかし、厄年のくわしい意味を知らずに過ごしている人は意外と多いものです。
まずは厄年とは何か、本厄と前厄の違いなどをくわしく紹介します。
- 意外と知らない?厄年の由来をご紹介
- 前厄・本厄・後厄の意味や特徴
- 【2025年版】男性の厄年一覧
2025年版の厄年一覧表で、自分の厄年がいつかぜひチェックしてくださいね。
意外と知らない?厄年の由来をご紹介
厄年は、悪いことが起きやすい年です。男性の厄年は、一生のうちに3回訪れます。
男性は数え年で42歳、女性は33歳が大厄で、厄年のなかでも不幸なできごとが起きやすいといわれていますよ。
しかし、厄年は神様や周囲の人の役に立つ年という説もあるので、不幸が必ず起きるという意味ではありません。
厄年は平安時代以前から広まった風習ですが、中国の陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)という呪術や占星術が由来だといわれることもあるようです。
前厄・本厄・後厄の意味や特徴
厄年は人生で3回訪れますが、その3回だけに気をつければ良いわけではありません。
なぜなら、一般的に厄年といわれる本厄だけでなく、前厄や後厄もあるから。
厄年の前の年や、次の年も災いが起こる可能性があるのです。
ここでは、前厄・本厄・後厄のそれぞれの意味を紹介します。
前厄に起きること
前厄は、厄年の前の年です。
別名で厄入りとも呼ばれており、変化が起きる前のサインが出やすい年ともいわれています。
前厄は本格的な災いが起きる前の年になるので、気を抜かずに落ち着いて行動するのがおすすめです。
人間関係や健康面など、あらゆることで普段とは違う変化が起こる可能性がありますよ。
本厄に起きること
男性は25歳、42歳、61歳が本厄です。
本厄は大きな変化が起きやすい年なので、厄年のなかでは最も注意が必要といえます。
仕事や体調面での大きな変化を迎えることが多く、不運が続きやすいでしょう。
本厄は、ケガや病気をしやすくなるなどの年齢による体の変化を感じやすい年。
新しいことにチャレンジするときは、大きな変化が起きやすいことを頭に入れて行動してください。
後厄に起きること
厄年の次の年を後厄といいます。前厄・本厄と比較すると、変化の波がだんだん小さくなってくる年です。
ですが、大きな変化が多い本厄を乗り切ったあとに完全に安心しきるのはNG。
後厄は、つい気がゆるんでしまい思わぬ不運が起きる可能性もあるのです。
前厄・本厄を頑張って乗り切り、体力的にも精神的にも疲れが出やすいのが後厄。そのため、気を引きしめて毎日を過ごすことを心がけてくださいね。
【2025年版】男性の厄年一覧
以下は、男性の厄年一覧表です。
前厄や後厄も入れると、一生のうちに気を引き締めながら過ごすべき年が9回もあるとわかります。
厄年は数え年(生まれた年を1歳と数える)なので、実際の年齢+1歳をした年齢が以下に当てはまるなら厄年です。
例:2025年に24歳になる男性は+1歳すると25歳なので本厄
【2025年版:男性の厄年】
| 前厄 | 本厄 | 後厄 |
|---|---|---|
| 昭和41年生まれ | 昭和40年生まれ | 昭和39年生まれ |
| 昭和60年生まれ | 昭和59年生まれ | 昭和58年生まれ |
| 平成14年生まれ | 平成13年生まれ | 平成12年生まれ |
| 令和5年生まれ | 令和4年生まれ | 令和3年生まれ |
男性が厄年にやると良いことや過ごし方

厄年だからといって、おびえる必要はありません。
厄年であることを意識しながら丁寧な生活を送れば、悪いできごとが起こるとは限らないからです。
ここでは、男性が厄年にやると良いことや過ごし方を紹介します。
- 身の回りをきれいな状態にする
- 自分自身や周りを大切にする
- 新しいことをはじめる
- 心の状態を整える
厄年にやると良いことを実践すれば、不幸なできごとを避けられるかもしれませんよ。
1. 身の回りをきれいな状態にする
1つ目は、身の回りを整えること。
家や職場など、普段自分がよく過ごす場所をきれいな状態にするのがおすすめです。
例えば次のようなこと。
- 玄関やお風呂場などの掃除
- 家を新築にする
具体的に何をすれば良いのか解説しますね。
玄関やお風呂場などの掃除や整理整頓をする
風水面で見ると、玄関は非常に重要な場所の1つ。
靴を脱いだり履いたりするスペースが汚いと、悪い気が入りやすくなります。
そのため、ほうきで掃いた後に水拭きするのがおすすめです。
ほかにもお風呂場やキッチン、部屋全体のフローリング、寝室などの掃除を行うのも効果的。
部屋に鏡がある場合は、くもらないようにこまめに拭いておきましょう。
いつも自分自身が過ごす空間を清潔に保つことで、厄年の悪い気を追い払えます。
家を新築にする(引越しは逆効果なので注意)
実は、家自体を新しくする(=大金を使う)ことで厄落としの効果があるといわれることもあります。
厄年は運気が低下しやすいので新築にすべきではない、という意見もありますが、しっかりと厄除けすれば問題ないでしょう。
不安な人は、家を新築にする前に神社で厄払いすると良いかも。
ただし、引越しは大きな変化になるので厄年の時期は避けたほうが良いですよ。
2. 自分自身や周りを大切にする
男性が厄年にやると良いこと2つ目は、人を大切にすること。
家族や友人などの周りの人はもちろん、自分自身も大切にすることが重要です。
例えば、次のようなことに意識を向けてみましょう。
- 健康的で規則正しい食生活を心がける
- 周りの人に親切にする
くわしく解説します。
健康的で規則正しい食生活を心がける
厄年で意外と忘れがちなのが、バランスの良い食事と質の良い睡眠。
何かと変化が続く厄年は、体調を崩しやすくなるので食事の管理も重要です。
例えば
- 野菜や肉をバランスよく食べる
- こまめに水を飲む
- 早寝早起きを心がけて次に日に備える
など。
普段からあまり食生活に気を遣っていない人は、意識するきっかけになるかもしれませんね。
早寝早起きしてバランス良く食事することで、厄年に病気にかかるリスクを軽減できるでしょう。
周りの人に親切にする
周りにいる人に親切にすると、自分自身が抱えている厄を分担できると考えられています。
男性は、厄年は誰かの役に立つために動く年ととらえて行動すると良いでしょう。
普段は周りの人に任せてばかりで頼ることが多いなら、厄年は恩返しするチャンスなのかも。
- 時間に余裕ができたらほかの人の仕事を手伝う
- 困っている人を見つけたら手を差し伸べる
このように周りの人に親切にすることで、厄を軽減できるだけでなく自分自身の成長にもつながるでしょう。
3. 新しいことをはじめる
男性は、厄年に新しいチャレンジをするのもおすすめ。
以前から興味があったことや一歩踏み出すのを迷っていることがあれば、このタイミングで挑戦してみてください。
例えば次のようなチャレンジがおすすめです。
- 新しい役職に就く
- 結婚をする
具体的に解説します。
新しい役職に就く
普段とは違う役職に就くと、男性は厄落としになるという考え方もあるようです。
もし仕事で現在とは別の役職に就く機会があるなら、遠慮せずにチャレンジしてみましょう。
別の役職に就くことが難しい場合は、地域で行われる行事の担当になってみるのもひとつの方法。
自分の環境を変化させ、周りの人の役に立つことで厄落としができる場合もあるのです。
結婚をする
厄年に結婚をするのは避けたほうが良いと思われがちですが、実は問題ありません。
結婚相手に自分の厄が影響する可能性もないので、安心してくださいね。
男性は、結婚することによって夫という新たなポジションを持つ=新しい役職に就く、ということになります。
結果、厄年に結婚することで厄落としできると考えられているのです。
厄年にあたる年齢は結婚適齢期と重なるので、結婚する人は意外と多いもの。厄年を理由に結婚をやめる必要はありません。
4. 心の状態を整える
厄年の男性は、心の状態を整えて落ち着いて生活することも意識すべき。
厄年だからといって焦りながら毎日を過ごす必要はありません。
- リラックスして過ごすよう心がける
- 厄年を気にしすぎず前向きに過ごす
このようなことを意識すれば、厄年でも大きな災いは起こらないでしょう。
リラックスして過ごすよう心がける
厄年を迎えると、つい気が張ってしまう男性は多いもの。
しかし、厄年のときこそリラックスすることを心がけるのがおすすめです。
いつも緊張状態でいると疲れが出やすく、自然と集中力も下がります。
その結果、普段は起きないような不運なことが起きやすい状況になってしまうのです。
例えば次のような心がけが大事。
- 休日は無理をせずにしっかり寝る
- 趣味を思いっきり楽しむ時間を作る
少し意識するだけで、厄年を上手に乗り越えられるでしょう。
厄年を気にしすぎず前向きに過ごす
厄年を迎えると、無意識にネガティブ思考になることもあるでしょう。
厄年を上手に乗り越えたいのなら、前向きに過ごすのがおすすめ。
- 大切なものが壊れても買い替えどきなのだ
- 仕事がうまくいかなくても原因を克服しよう
このように、悪いことが起きても気にしすぎないことが大切です。
前向きに過ごせば、良い気が近づいてくるはず。
そのため厄年であることを意識しすぎず、今後は良い状況になるととらえてみてください。
男性が厄年にやってはいけないことや過ごし方
厄年にやると良いことがある一方、やってはいけないこともあります。
それは次のようなこと。
- 不健康な生活を送る
- 仕事で無理をする
- 転職や引越しをする
- 自分自身で事業をはじめる
体に変化が起こりやすい年齢が厄年なので、これまでどおりの生活を続けていると体調を崩す可能性もありますよ。
不健康な生活を送る
厄年に入ると、どうしても余裕がなくなり不健康な生活になりがち。
次のような不健康な生活を送っている人は要注意です。
- 仕事を優先して食事を食べない
- 毎日コンビニでお弁当を買って食事を済ませる
- 野菜をまったく食べない
厄年は、普通に過ごしていても体調を崩しやすい時期。
そのため、意識して健康的な生活を送る工夫をしたほうが良いでしょう。
厄年を迎えたタイミングで、現時点の生活を見直してみるのも良いかもしれませんね。
仕事で無理をする
厄年にあたる年齢は、大きな変化が起きたり仕事が増えたりする機会が多いもの。
そのため、これまで以上に仕事を頑張りたくなるでしょう。
ですが厄年に仕事を頑張りすぎて無理をすると、体調を崩しやすくなります。
適度に休む時間を確保して、仕事を進めるように気をつけましょう。
厄年の期間中はあまり無理をし過ぎず、周りの人を頼りながら仕事を進めるようにしてみてくださいね。
転職や引越しをする
仕事に慣れてきたタイミングで、キャリアアップのために転職を考える男性も多いはず。
しかし厄年に転職するのはできるだけ控えるべきです。
なぜなら、厄年の間は一般的に大きな決断をしないほうが良いといわれているから。そのため、引越しも同様に厄年の期間中は避けるべきですよ。
特に本厄の時期には要注意。
うまくいくかどうかわからない転職や引越しなど、今後の人生に大きく関わる決断は厄年が過ぎてからをおすすめします。
自分自身で事業をはじめる
新しいことにチャレンジするのは、決して悪いことではありません。
しかし、厄年のときは起業するなどの行動は避けたほうが良いでしょう。
厄年は普段よりも大きな変化が起きやすくなります。予想外のトラブルが発生し、事業がうまくいかない可能性もありますよ。
新しく事業をスタートさせたいなら、少し時期をずらすのがおすすめ。
いつも以上に念入りに準備を行い、厄年を無事に終えたあとにチャレンジしてみてください。
厄払い・厄落としにおすすめな5つの方法

厄年は何か不運なできごとが起こるのではないかと、毎日ソワソワしますよね。
不安な人は、ここで紹介する厄払いや厄落としにおすすめな方法を試してみてください。
- 吉方位へ出かける
- 厄除けアイテムやお守りを身につける
- 盛り塩などの塩を使った浄化
- 神社で厄払いを受ける
すぐにできる対処法などを知りたいなら、占いがおすすめです。
1. 吉方位へ出かける
厄払いや厄落としをしたいなら、吉方位に出かけてみましょう。
吉方位とは、その方位へ行くだけで良いことが起こるといわれる方角のこと。
生まれ年によって吉方位は異なるので、自分はどの方角が吉になるのかを調べてみましょう。
吉方位へ出かけるときは、次の2点を意識すると厄払いの効果が高まります。
- 目的地を決めてから行く
- ストレスフリーな状態で外出する
厄年だからといってずっと家にいるより、外出したほうがリフレッシュにもなるので覚えておいてくださいね。
2. 厄除けアイテムやお守りを身につける
厄除けアイテムやお守りを身につけるのも効果的です。男女それぞれ厄除けのアイテムは異なります。
【男性の場合】
- ネクタイ
- ベルト
- 財布 など
【女性の場合】
- ネックレス
- ブレスレット
- スカーフ など
お寺や神社に足を運ぶ機会があるなら、厄除けのお守りを購入して持ち歩くのもおすすめですよ。
手に入りやすいアイテムが多いので、積極的に身に着けてみましょう。
3. 盛り塩などの塩を使った浄化
厄払いや厄落としには、塩を使った浄化もおすすめ。
例えば、
- 玄関に盛り塩を置いて毎日取り替える
- 部屋に塩をまく
- 入浴時に塩を入れる
- お清め塩をお守りがわりに持ち歩く
などです。
特に盛り塩は効果を感じやすいはず。日本でも、昔から魔除けの風習として行われてきた方法です。
悪い気を遠ざけて良い気を取り入れるので、厄年にはピッタリの方法ですよ。
厄年に起きる災難が怖いと考える男性は、塩をうまく活用して厄年を乗り切りましょう。
4. 神社で厄払いを受ける
厄年に不安を感じているなら、神社に足を運んで厄払いを受けましょう。
厄払いとは、すでについてしまった厄を落としたり、今後邪気が近づかないように祈る儀式。
厄払いを受けることで、自分に降りかかる災難を回避できると考えられています。
厄払いに回数制限はありませんが、有料のケースが多いので無理をして何度も厄払いを受ける必要はありません。
まずは、家の近くに厄払いができる神社があるか調べてみてください。
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まとめ
この記事では、厄年の男性がやると良いことや悪いことを紹介しました。
大事なポイントは次のとおりです。
- 厄年は悪いことが起こる年のことで平安時代以前から続いている風習
- 最も大きな変化が起こりやすいのは本厄だが前後の年も不運が起こりやすい
- 厄年は身の回りをきれいにしたり自分を大切にしながら過ごすべき
- 厄年に不健康な生活を送ったり仕事で無理をしすぎるのはNG
- 厄払いしたいなら吉方位へ出かけたりお守りを身に着けるのがGOOD
厄年は人生に3回訪れる、仕事面や体調に変化が起こりやすい年です。
自分にとって良くないできごとが起こりやすいですが、過ごし方を意識すれば災いを防げます。
特に重要なのは、厄年を気にしすぎないこと。
気にしすぎると、気持ちがどんどんネガティブになりさらに悪いできごとを引き寄せるでしょう。
厄払いの方法もいくつかありますが、あなた個人へのアドバイスがほしいなら占いを頼るのもおすすめですよ。


